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アトピー性皮膚炎
自律神経から病気を診る ~アトピー性皮膚炎~
アトピーとはギリシャ語のATOPOSに由来し「奇妙な病気」という意味です。皆さんご存知の通り湿疹を慢性的に繰り返す皮膚疾患です。
私も子供の頃からアトピーでした。
アトピーとは一生付き合っていくものだと思っていました。
しかし!
私はいまアトピーではありません。治りました。
手キレイですね。とまで言われるようになりました。
なぜ治らないと言われているアトピーが治ったのかお教え致します。
東洋医学との出会い
私は整骨院を始める前は福岡久留米の整形外科で働いていました。その整形外科は私の病院のイメージを180度変えた病院で、一般的な病院はレントゲンを撮り異常がなければお薬と湿布を出して終わりといった感じですが、ここは違いました。
痛みがあれば少しでも痛みを軽減して帰って頂きたいという院長の理念から、十数種類の物療機器を駆使したり、西洋医学だけに囚われず東洋医学も取り入れ院長自ら経絡ツボを駆使した治療を行っていました。
私は医療学生時代この整形外科を知り感銘を受け就職しました。
自律神経免疫療法
就職して3ヶ月経った頃、私の肘の内側の湿疹が酷いことに気付いた院長は
「ステロイドの薬使ってる?それじゃいつまで経っても治らないよ」
と言い一冊の本を持ってきました。
その本が
「免疫を高めると病気は必ず治る」安保徹(新潟大学大学院医学部教授)福田稔(日本自律神経免疫治療研究会理事長)
という本です。
この本との出会いが病気に対する見方を根本から変えてくれた一冊となりました。
自律神経で診るアトピーとは
アトピーの原因は一般的に体質や遺伝、ダニやほこりなどと言われていますが、本当の原因は自律神経の乱れに伴う血流障害です。副交感神経が過剰に働き、血管が開きすぎてしまい血液がよどんでしまいます。そのよどんだ血液の毒素を排泄しようとする反応がアレルギーであり、皮膚からの排泄が皮膚炎、呼吸器から出そうとすれば喘息や鼻水、くしゃみとなって現れます。そのためアトピーの方はその他のアレルギー疾患(喘息、花粉症、食物アレルギーなど)にもなりやすいのです。これをアレルギーマーチと言います。
治療法
まずステロイド薬では治りません。
私が実践した治療法は下記の5つです。
・間食、甘いものをやめる。
胃腸を働かせると体はリラックスしてしまい副交感神経に傾いてしまいます。ちょこちょこ食いはNG!
・朝、熱めのシャワーを短時間あびる。
アレルギー体質の方は朝が弱いです。(副腎から出る自前のステロイドが少ないため)自律神経を整えるためには朝の交感神経スイッチを入れてやることが非常に大事ですので熱めのシャワーで身体を起こしてやりましょう。
・足湯などをおこない体を温める(頭寒足熱)
体温が1度上がると免疫力は30%上がります!
・呼吸法
8吸って2吐く。
人は息を吸うと交感神経(興奮)が働き、吐くと副交感神経(リラックス)が働きます。
・爪もみ
両手両足の薬指を刺激すると交感神経が働きます。特に朝や午前中にガンガン刺激を!
私はこれを徹底的に半年続けアトピーを治しました。自律神経を整えるには時間がかかります。初めは逆に悪化したかのように悪いものがどんどん出ます。肌の悪化は精神的にもきつい時期もありました。しかし私の周りの方々の理解や応援のおかげできつい時期も乗り越えることができました。
アトピーは治ります!!
一人でも多くの方にアトピーと自律神経の関係を知ってもらいアトピーが良くなることを願っています。
ご相談はLINEにて行っていますのでお気軽にご連絡ください。