- 公開
腹式呼吸
自律神経から病気を診る~腹式呼吸~
自律神経は無意識のうちに働いています。体温や血圧、呼吸、内臓の働きなど人間が生きるために常に働いてくれています。
そんな自律神経ですが感情やストレスに非常に影響を受けやすい神経です。
人前に立つと緊張で顔が赤くなったり、呼吸が浅く脈拍も早くなります。これは交感神経が優位の状態です。
逆に海や川、落ち着いた場所だと呼吸も深く吸え、カラダがリラックスできます。これは副交感神経が優位の状態です。
このように心と体と呼吸は密接な関係があるのです。
腹式呼吸はおなかを膨らませて息を吸い、凹ませながら息を吐きますが、その際横隔膜が上下に動きます。横隔膜が上下に動くことで取り入れる空気の量が増えます。胸式呼吸の3~5倍と言われています。
腹式呼吸を行うメリット
・腹圧が上がり腰痛予防
・胃腸の働きが活発になり消化機能が向上
・冷え性改善
・血圧上昇抑制
・疲れた脳を元気にするセロトニンの分泌
など
これはやらない理由がないですね!
呼吸法は誰でも簡単に行えるリラックス法です。
人は息を吸うと交感神経に、吐くと副交感神経に自律神経のスイッチが切り替わります。
朝の目覚めが悪いときは朝日を浴びながら吸うことを意識した呼吸を行い、逆に仕事で一日中ストレスを抱えたときは吐くことを意識した呼吸を行うようにして、上手に呼吸法を活かしていきましょう。
※問題
血圧計の前で大きく深呼吸をしている方がいます。さぁ、どういう呼吸を意識すれば血圧は下がるでしょうか?